2009年4月8日
Eastwood (クリント・イーストウッド) 市長誕生(1986年4月8日)
映画「ダーティハリー」シリーズの人気俳優がこの日、米カリフォルニア州中部のカーメル市長選で有効票の7割を獲得し、現職を破り当選。海岸沿いの高級リゾートで、観光客誘致などを掲げた。
ここ西海岸のカーメルの今年の3月20日は春分の日、春がやって来ていいお天気ではありますが、気温はまだまだ低くく、昼間でも10度ぐらいでした。
この日は知り合いから頼まれて、ザ・ビーチボーイズのメンバーの一員 Al Jardine (アル・ジャディーン)に日本のファンクラブからの質問、答のビデオ撮りの為にビッグ・サーにお住まいの彼のレコーディングスタジオにお邪魔しました。
ザ・ビーチボーイズと言えば最初に思い浮かべるのは “サーフィンUSA”で、私が日本にいる頃は夏の海に行けばよくかかっていた曲です。今でも沢山のファンがいらっしゃるみたいですね。
ザ・ビーチ・ボーイズ (The Beach Boys) は、1961年に結成されたアメリカのロックンロールバンドである。 米国西海岸の若者文化、特に青い海、ビキニの娘、サーフィン、自動車などをテーマにした軽快な楽曲で知られている。
しかし同時に、複雑精緻で非常にユニークな『ペット・サウンズ』のような作品も作り上げており、プロのミュージシャンや音楽関係者を含む一部に熱狂的な ファンを持っている。ペット・サウンズ(Pet Sounds)は、アメリカのポップグループ、ザ・ビーチ・ボーイズが1966年にリリースしたアルバム。同作はブライアン・ウィルソンの最高傑作と見な
され、多くの音楽評論家がかつて作られた最良のポップ・アルバムと評価する。
2003年に「ROLLING STONE」が行った「Rolling Stone's 500 Greatest Albums of All Time」(Wenner Books 2005)では1位のビートルズ『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』に次ぐ2位に選出されている。発売から30年余経った 1997年に、アメリカで遂にプラチナ・アルバムに認定された。
長年、ビッグ・サーに住むアルさんはカーメルの高校に音楽の講演や、3年前に息子の友達が交通事故で亡くなった時には追悼コンサートなどにも参加してくれましたので、以前一度だけお見かけした事があります。
アルさんと奥様お二人共とても 穏やかでフレンドリーな方で、馬や豚、犬などを飼っており、畑には沢山の野菜も栽培しており、初めて野生で私の好きなフェンネルを家の側でみつけ、ちゃっかり頂いて来ました。
その上、私達の為に飲み物や軽いランチまで用意して頂き、色んな世間話しに花が咲き楽しい時間を過ごせました。
そして現在も彼は現役で夏には新しいアルバムを発売される予定です。
有名なミュージシャンが沢山参加されています(中でも、CSN&YのNeil Young, David Crosby, Stephen Stillsと Brian Wilson, Steve Miller, Glen Campbellなどと大物ばかり)。
http://www.aljardine.com/
アルのレコーディングスタジオ
http://www.redbarnstudios.com/
日本のファンクラブのサイト
http://bbfunjapan.hp.infoseek.co.jp/
アルさんと美人の奥様 結婚して25年だそうです。
新しいアルバム
沢山のプラチナやゴールドレコードが沢山。
スタジオにはバーやコンサートステージもあります。
こちらのミキサー室で曲を披露していただきました。
日本のファンの方からのプレゼントでお気に入りの茶室のモデル。
大きな家畜小屋をレコーディングスタジオに改築され "レッド・バーン”と呼ばれています。
まず、カーメルでの建造物の紹介となればやはり、世界で有名なアメリカの代表建築家フランク・ロイド・ライトの設計した家、Wlker Residence( ウォーカー宅)でしょう。
1948年カーメルビーチの最南の岩の上に建てられ、自然と調和する様にカーメルストーンで外壁やフェンスで飾れられていて、屋根は銅版が張られています。しかしオリジナルはポーセリンの屋根だったそうです。
年に一度の6月のカーメル・ハウスツアーには見学できます。ライト・ファンの皆様、この時期に一度カーメルに訪れてはいかがですか。
参考のサイトはこちら。
http://www.greatbuildings.com/buildings/Walker_Residence.html
http://www.maruzen.co.jp/home/pub/frank/frank.html
20年程前にThe Crusaders (クルセーダーズ)の来日ツアーに同行させて頂いた事があります。ジャズが大好きで、特にクルセーダーズのキーボーディストJoe Sample(ジョー・サンプル)の大ファンだった私にとって、彼らと一緒にお仕事をした時の思い出は、一生の宝物です。
今も精力的にライブを行なうJoe Sampleの来日公演は、今年も3月16日の札幌を皮切りに、大阪、東京で行なわれます。(ランディー・クロフォードも一緒ですよ!)
今こうしてカーメルに住んで、カーメルのブログを書いていますが、この街には不思議な縁を感じずにいられません。実はジョー・サンプル、もこのカーメルという街を愛し、カーメルを訪れた際に作ったアルバムCarmelは、今もフュージョンの名盤として語り継がれています。
今日は、このアルバムについて書かれたブログから抜粋した文をご紹介します。
フュージョンと言えば、真っ先に管理人の頭に思い浮かぶのが「The Crusaders」である。R&B/Soulファンにとっては、Street Life (1979)
こちらがお馴染みだろう。 Joe Sampleはこのバンドのキーボード奏者であり、現在もアメリカを代表するジャズピアニストとして活躍している。この曲は、Joe Sampleがソロになって3枚目のアルバム、Carmelに納められている。
カーメルとは、サンフランシスコから南へ200km下った所にある、美しい街。そしてこのアルバムは、彼が当時モントレー半島を訪れた際、この街の美しさにインスパイアされた事から生まれたという。収録された曲のタイトルには、カーメルをはじめモントレーやキャナリーロウなど観光地の名前が付けられ、その街の特徴を非常に良く捉えた音になっている。
1. Carmel |
2. Paintings |
3. Cannery Row |
4. Rainy Day in Monterey |
5. Sunrise |
6. Midnight and Mist |
7. More Beautiful Each Day |
Joe Sampleはこの街の名をアルバムタイトルに選んだ。彼の瞳にこの街はどう映ったのか、聴けば感じ取れるかもしれない。滞在中のホテルで作ったであろう美しい曲の数々は、30年経った今も、カーメルの街並みと共に輝きを失なう事はない......。